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ベーシックインカムが実現すると、どんな良いことがあるか

2015年09月19日
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以下の内容はblog道より転載させていただきました。

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ベーシックインカムとは、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を無条件で定期的に支給するという構想のことです。

この、一見ただのばら撒きに思える荒唐無稽な政策は、実はほとんどの批判に耐えることができます。

実際にスイスでは、ベーシックインカム制度の導入を巡り、国民投票がおこなわれることが報じられました。
ベーシックインカムが実現すると、どのような利点があるのでしょうか。

〈働き方が多様化する〉

生きるのに最低限必要なお金が支給されれば、週に3回ほど働くゆるい就職、一年間は仕事を中断して旅行や勉強をするといった選択肢がより身近なものになります。
フリーターや派遣社員がみじめな思いをすることもなくなるでしょう。
ベーシックインカムが実現すればそれは「負け組」ではなく選択肢のひとつとなるのです。
低賃金で幸せそうに生きている人たちがいるではありませんか。そう。高齢者ですね。彼らは「年金」というベーシックインカムがあるからこそ、週三回くらいの単純労働で楽しそうに暮らしているんです。

〈労働意欲の向上〉

無条件でお金が手に入ると、人は働かなくなるのでは?という気がしますが、生きるための仕事から解放され、やりたい仕事をやればむしろ人の労働意欲は高まることでしょう。
真面目に働くより、全く働かず生活保護に頼るほうが収入が多くなる逆転現象が発生するため、現在の年金や生活保護の制度は労働意欲の低下をまねいています。
一方ベーシックインカムは所得制限がないため、働けば働くほど収入が増えます。そのため労働意欲が向上すると思われます。

〈餓死の恐れがなくなる〉

飽食の時代と言われる現代社会で未だに餓死者が出るというのは忌忌しき事態です。
これでは全ての人間には健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有するというのは単なる空文でしかありません。
手続きが煩雑な生活保護とは異なり無条件で貰えるベーシックインカムがあればまず餓死することもありません。

〈ブラック企業が消滅する〉

ブラック企業に勤める人がいるのはなぜか?生きていくためにお金が必要だからです。お金が無ければ生きていけないという弱みにつけ込んでブラック企業は人を奴隷のように働かせるわけですね。では、生活に最低限必要なお金を保障されるとどうなるでしょうか?誰もブラック企業なんかで働きません。
よってブラック企業は潰れてしまうことでしょう。

〈辛くて大変な仕事の賃金が上がる〉

この世には社会に必要とされているのに、不当にきつくて低賃金な仕事があります。
先ほど、ベーシックインカムによってブラック企業は消滅すると言いましたが、世の中には「きついけど絶対に必要な仕事」が存在することもまた事実です。

ベーシックインカムが無いと、生活のためにそうした労働をする人がいるわけですが、ベーシックインカムが実現すれば、きつくて低賃金な仕事は誰もやらなくなります。

そうした仕事を人間にしてもらうには、賃金を上げるしかありません。世の中に絶対に必要な仕事ですから、消滅させるわけにもいきません。誰かがやらなければなりません。ですから、きついけれど本当に世の中に必要な仕事の価値は市場原理で上昇し、それに応じて賃金も上がることでしょう。

〈より良い製品が生まれる〉

ベーシックインカムによって生活が保障されると、企業側も不要な人材、人件費を削減しやすくなり、雇用が流動化します。そうなると、より本質的な競争、資本主義社会の到来が予想されます。ベーシックインカムは共産主義ではなく、競争を禁止するわけではありません。その競争の中で良質な商品が誕生することでしょう。

個人においても生活最低限のお金が保障されることで、お金になるか分からないクリエイティブなことに没頭できるようになり、面白いものが生まれるかもしれません。

〈少子高齢化を防ぐことができる〉

ベーシックインカムは家族単位ではなく、個々人に支給されるものです。子供を作る障壁や育てる負担が大幅に軽減されます。

〈積極的な挑戦・失敗が許される〉

生きるために必要なお金が保障されることで、お金が稼げるか分からないこと、お金を稼げなくてもよいことに気軽に挑戦できるようになります。失敗しても「食いぶちはある」というのが本当の意味で失敗が許される社会ではないでしょうか。

〈公務員による中抜きがなくなる(財源の確保)〉

ベーシックインカムにより、年金も生活保護も不要になります。払った年金が将来もらえるか、もらえないか問題、生活保護がもらえない問題、生活保護者へのバッシング、そうした不毛な問題がベーシックインカムで一元化ですべて不要になります。

当然、それらに従事する公務員も不要になり、公務員の人件費である税金も不要になります。税金を使った雇用促進も不要になるので、職員も大幅に削減できます。

〈自然環境の破壊・資源の浪費を防げる〉

生きるためのお金が保障されていないと、人はお金を得るために、仕事が無くても、仕事を作るための仕事をするようになります。
その結果、不要な建設物、製品、道路などを作るために自然環境が破壊され、有限な資源が浪費されます。
ベーシックインカムが実現すれば不必要なものを無理やり売りつけたりといった人の足を引っ張るインセンティブがほとんど0になります。

〈経済が活性化する〉

無条件でお金が貰えるわけですから、当然消費が促進され、お金がよく回るようになります。

〈犯罪の減少〉

貧困による犯罪が減少します。

〈財源はあるのか〉

ベーシックインカムの話になると必ずといっていいほど出る、財源の問題。
結論から言うと財源はあります。候補は複数あるようで、問題なのは財源があるか?ないか?ではなくて、どこから確保するか?ということです。

現行の税制を一切変えずに、社会保障の一本化等で月額5万円のベーシックインカムは十分可能だという見方もありますが、ただ、月額5万円じゃ、最低限の生活とは言えないと思います。

例えば、相続税を100%にすると、それだけで月額7万円くらいのベーシックインカムは可能だといいます。相続という名の不労所得を全員我慢すればベーシックインカムは今すぐにでも可能だということです。社会的な合意が必要という意味ではハードルが高いかもしれませんが、これだって立派な財源の候補にはなりえるでしょう。

〈もちろん課題もある〉

ベーシックインカムを担保にした金貸しや、詐欺が横行したり、親が子供をたくさん作って、金だけせしめて育児放棄、育児怠慢といった問題が懸念されます。電子マネーで配布して、利用状況をトレースできるようにするといった対策が必要になるかもしれません。


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